2025年7月22日、世界的ロックアイコンであるオジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)が亡くなったという悲報が世界中を駆け巡りました。
ヘヴィメタルを築いた男、その生き様と音楽、そして日本でのライブ体験を通じて、彼の功績を振り返ります。
■ 最後のステージからわずか17日後に旅立ち
オジー・オズボーンは、2025年7月5日にイギリス・バーミンガムで開催された「Back to the Beginning」コンサートで、Black Sabbathとして最後のステージを飾りました。
歩行も困難な中、“玉座”に座りながらも魂を込めて歌う姿に、多くのファンが涙を流しました。
そしてわずか17日後の7月22日、家族と共に安らかに息を引き取りました。享年76歳。
■ オジー・オズボーンという存在
- 本名:John Michael Osbourne
- 生年月日:1948年12月3日
- 出身:イングランド・バーミンガム
- 所属バンド:Black Sabbath(1968〜)、ソロ活動(1980〜)
- 異名:Prince of Darkness(闇の王子)
Black Sabbathのフロントマンとして、ヘヴィメタルというジャンルを世界に知らしめ、ソロアーティストとしても「Crazy Train」や「Mama, I’m Coming Home」など数々の名曲を残しました。
彼は“バットを食いちぎった”などの衝撃的なパフォーマンスや、ドラッグ・アルコールとの戦いでも知られつつ、家族を大切にするリアリティ番組『The Osbournes』で親しみのある存在にもなりました。
■ 【個人的回想】2013年Ozzfest Japanで観た“生きる伝説”
2013年、幕張メッセで開催されたOzzfest Japan 2013。
僕はあの場で、オジー・オズボーンのパフォーマンスをこの目で見ました。
Black Sabbathとしてのステージ。
イントロが流れた瞬間、空気が一変。オジーが姿を現したとき、会場がまるで“異世界”になった感覚を今でも鮮明に覚えています。
「War Pigs」「Iron Man」「Paranoid」…彼の声が響くたびに、会場が熱狂と一体になっていました。
“生きる伝説”がそこにいたこと、そしてそれを体感できたことは、自分の音楽人生の中でもかけがえのない瞬間です。
■ 最後までロックに生きた男
晩年はパーキンソン病と闘いながらも、2022年のアルバム『Patient Number 9』ではグラミー賞を受賞
さらに2025年にはBilly Morrisonと新曲「Gods of Rock n Roll」を発表し、最期の瞬間まで音楽に全てを捧げていました。
■ 世界中から追悼の声
Elton John、Metallica、Robert Plant、Yungblud、さらにはスポーツチームのAston VillaやNFLのチームまで、
さまざまなジャンル・世代から追悼のメッセージが寄せられています。
■ “ありがとう、オジー” ─ ファンとして、音楽好きとして
オジー・オズボーンの音楽に出会わなければ、今の自分はいませんでした。
2013年に彼のステージを体感できたこと、一生の宝物です
彼の魂は、これからも世界中のヘヴィメタルとロックの中に生き続けるでしょう。
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